ゲームマスター資料

[プレイヤー資料]紹介で案内した通り、この帝国世界は三浦糸按という少女と完全に運命を共にしています。彼女の死は、殆どの場合、帝国世界の消滅を意味しています。その結果、ゲームはその時点で終了し、新たな帝国の誕生(三浦糸按の誕生)を迎えることになるでしょうう。

 GMとしては、プレイ中のゲームが、もうどうしようもない行き詰まりに陥ってしまった場合に、そのゲームを終了へと導く強引な手段として、三浦糸按の殺害を考えるかも知れません。しかしそういった故意の場合を除いて、GMはプレイヤーが三浦糸按の安否について意識するように注意を促すようにしてください。

GM「三浦糸按は、ヒトモドキの毒矢を受けてしまった。これから2ターン内に適切な処置を施さないと彼女は死んでしまうね」

P1「次の攻撃で敵を倒せれば、こちらの勝利だ」

P2(糸按)「私はまだ大丈夫よ。先に奴を倒して!」

 なんて感じで場が盛り上がっている場合が一番危険だと思うのですが、もし適切な処置が遅れた場合、次のようなことが発生してしまうかもしれません。

P1「よし、糸按の解毒をするよ!(ダイス)あっ……」

GM「残念。糸按は死んでしまいました。その瞬間、帝国世界は消滅し、すべてのものが消えてしまいました。おしまい。」

P1、P2「……。」

 まぁこうなってしまったらGMとしては、帝国が消滅していく様をダイナミックに描写して、場を少しくらいは盛り上げた方が良いと思いますが、どんなに劇的なドラマが展開されていようとも、三浦糸按が亡くなった瞬間、あっけなく帝国世界は消滅し、ゲームも突然終わりを宣言することになるということを忘れないでください。

プレイヤーがそのことを知らないと、突然のゲーム終了で険悪な結果になりかねませんので、初心者にはそのことを説明しておく方が良いでしょう。もちろんプレイヤーが演じるキャラクタは、三浦糸按の真実を知らない場合がほとんどです。彼らは[直感]スキルによって、真実そのものを知らずとも、三浦糸按を「何としても守らなければならない存在」と感じることができます。また宇宙人のような特殊な存在であれば、真実を知っている場合がありますし、そうした存在から知識を授けられる場合も考えられます。いずれにせよゲームマスターもプレイヤーも三浦糸按の安全に注意をするようにしてください。

 キャラクタに宇宙人がいる場合は、三浦糸按が死亡した場合でも、もう少しだけゲームを、つまるところエピローグを継続することができます。キャラ全員が宇宙人だった場合は、プレイヤー同士で、最後の会話を続けても構いません。帝国の消滅によって、宇宙人は母星へ帰還するか、あるいは次に誕生する帝国世界の観測を始めるための準備を整えることになるでしょう。